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2020年5月12日火曜日

マイ三国志プレイその2

おはようございます。
朝と夜、気分によって形容詞の多寡もかわる気がしますが、果してどうか。
三国志の話の続き。ゲームは「2」に移行します。

天下三分され、魏・呉・蜀が鼎立してからだいぶ経ったシナリオで、国は蜀。
蜀より弱小な北方の勢力、公孫淵に外交の使者を延々と送っていた。
何かに駆動されてたんでしょうな。

牛金(贔屓(ひいき)武将のひとり)あたりはよく捕まって、青くなって帰ってくることが多かった。
BGMは「リンダリンダ」で、これのおかげでこのプレイをよく覚えてます。

次は呂布君主での蝗プレイを書こうかと思ったんですが、なにかを思い出したので、終わります。

代わりになにかスタートする予定。であります。

2019年11月21日木曜日

引用ノック1037:

ふんだんに刺繍の施された布は
時に貨幣以上の価値を持つ

作り手の社会的地位と帰属を表し
その人となりを物語る

特別な1枚は特に入念に仕上げられ
受け継がれるその家独自の文様には

気が遠くなるほどの時間と手間と…………

(中略)

とはいえその姿には
気負ったところは見られない

談笑しながら針を刺し
仕事の合間に糸をつむぐ

そうするのが当たり前で
ごく日常の風景であり

つまりは生活である

(スミスのノート: 森薫『乙嫁語り 2』「十話」 2010年、株式会社KADOKAWA)

2019年11月16日土曜日

引用ノック1034:川島アキレウス評

アキレウスはほとんど完全に伝統的な名誉観から自由になっていると見てよいでしょう。しかし彼は何に向かって自由になったのでしょうか。ここでアキレウスは母なる女神が告げたという、ふた筋の運命の道に言及します。それはこのまま踏み止まってトロイアの都を的に戦うなら、故郷に帰る機会は失われるが不滅の名誉を得る。他方、故郷に帰れば、誉れは失せるが寿命は長く保たれるだろう、というものでした。(……)アキレウスは彼の自由が向かってゆくべき真の対象をいまだ見出していないのです。それはホメーロスの英雄として、やはり名誉でなければならなかった。しかし伝統的な名誉観から自由になったかれにとって、それはまったく新しい内容の名誉でなければならなかったはずです。彼はこの間、まさにその新しい名誉を手探りしていたのではないでしょうか。しかしそれをしかと自覚してはいなかったし、ましてそれを積極的に表現する言葉も与えられてはいなかったのです。

(川島重成『『イーリアス』 ギリシア英雄叙事詩の世界』 岩波書店)

2019年10月9日水曜日

失念と歴史

ふりむいて裕の『川沿い』、
あるいは映画『メメント』、西尾維新原作&浅見よう漫画『掟上今日子の備忘録』あたり(未見&未通読)。
もしくは高橋源一郎『ペンギン村に陽は落ちて』の終盤辺り、どこかの部分。

単位を個人(個体)にとるか、集団にとるかで変わってくるかと思うけれど、
数時間一日から、数十年~数百年数千年位まで幅の取り方あると思うけれど、
記憶と歴史ってのも、どこか似てると思いませんか。

随想ですな。

2019年4月18日木曜日

メモ:ヴッツ是非

メモ:
自分は通読(通観)したことないんですが。
平家物語を読んだり、大河の関が原ものを見ていて、(今回は平家勝たないかな)とか(西軍今度はいけるでしょう)みたいな感想を抱く人は、いますでしょう。

随時再読もたのしいですが、これに加えて”陽気なヴッツ先生”よろしく、余白以外にも、平家が大逆転したり、西軍の小早川が二度裏切ったりする(←その後の小早川の不甲斐なさで江川卓が一念発起して現役復帰へ向う)物語を随時随時、加えていくとよいでしょう。

上の着想は人の受け売りなんですが、参照元がパッと出てこないので、受け売りであることだけ、ことわっておきます。たしか一時期、兜を被ってももクロを押してた御仁の思いつきだったような。

設定に粗があること。
J・R・R・トールキン(≒レールウェイズ復活の際には招聘したい助っ人の座No.1)。長大な長大な物語、『指輪物語』──黒沢清もこの物語のファンだという──で、蜘蛛の女王(だか王女みたいなの)が潜む洞窟でサムが放った至言、これが中々思い出せない。(頁を繰るのも面倒くさい。)

ポイントで攻めると、<たいがい、物語というのはどこか満たされないというか、渇きを残すものだ>ということについて、パラライズ状態になる前だかの、フロドの旦那としゃべっていたような。

何十年も命脈を保っていく世界(観)と合わせてためつすがめつして見ると、面白いかもしれませんね(田村玲子が潜り込んでいた授業の教授or講師風)。

2017年9月24日日曜日

対決シリーズその207

中継ぎ左腕四天王菊地原(物理)VS 関が原

2017年2月13日月曜日

引用ノック0920:

  ●明治二十二年(一八八九)

 政党大会がふえ、政府は各府県に秘密探偵を置く(毎日)。記事になっていいのか。
        *
(中略)
        *
 打ち揚ぐるボールは高く雲に入りて
 また落ち来(きた)る人の手の中に  子規     [明治三十一年]
        *
(中略)
        *
 自転車の好きな人。京橋では会社に近すぎると、品川へ越した(読売)。     [明治三十三年]
        *
(中略)
        *
[……]
 世界の大都市の人口。ロンドン、六六〇万人。ニューヨーク、三四四万人。パリ、二七〇万人。ベルリン、一九〇万人。シカゴ、ウィーン、ともに一七〇万人。東京一四五万人。
 ロサンゼルス、一〇万。ダラス、四万。     [明治三十四年]

(星新一『夜明けあと』 新潮文庫、1991)

2016年12月1日木曜日

鍵盤一打H281130水:

七二五

 ひとつふたつ、固まった考えがほぐされるようなことがあった。
 物事は相互ゆえ。場所や時間を考えて、何かしらフィードバックできればと思う。

 自分はだいぶ昔、SNSで抽象的すぎる日記を不思議に思っていた。が、(特に女性や職場ばれ甘受勢などは)しょうがないのかな、と今は思う。見識不足な奴(含む自分)ほど、物事を平板に見たり、侮ったりするゆえ。

温読書歴121:ルイス・フロイス『ヨーロッパ文化と日本文化』 岡田章雄訳註 岩波文庫、1991
……断章形式なので、多忙現代人にも読みやすい。断章取義なんて言葉をいま知るが、立場や状況、影響の範囲が変わって、どう応じるかを世相などから自分の問題に置き換えて考える必要がある。あれもこれも、すべて思い通りが成るならトレードオフなんてことば出来ない訳で。経済経営、やりくり苦手とばかりも言ってられない。Work Ethicを更新してゆくんや(ぞ)。 >日本史ながいので先ずこちらを。報告書。戦国時代に記しているのが凄い

2016年11月28日月曜日

鍵盤一打H281127日:

七二二

 絵に描いたような駄日。日曜深夜更新をたのしみにしている、あれやこれやを忘却する始末。
 よく過ごした土日だと、日曜日の夜のしずけさも心地良いだろう。
 ま、昨日は雨降ってたが。週末に限らんか。
 ゆーて駄日記でも沈黙よりは。
 沈黙こそ勢の面々もまた。


温読書歴118: 岩明均『ヒストリエ』7巻 講談社(アフタヌーンKC)、2011.11
……例によって随意に書き散らしているが、読書SNSみたいのにサッと書いた奴なので若干のお目こぼしを。というのもなさけないので、次(119)から、補う分をセットにする。当面は半分以上の分量が目標。表紙が良い。内容はほぼ忘れた。作者は遅筆家。 >寄生獣を読み返した直後ということもあって、すごく面白かった。蛇とかひとつの体にふたつの心とか。表紙の人は、山岸二佐(≒三島由紀夫)を彷彿。

漏れ回顧:ナニーニというF1レーサーがいた。自分の年代なら多くの人が知っていると思うが、ベネトン在籍時に大事故で片手を失った。むろん語呂合わせからの断片的想起です。線をつなげる作業。まずは図示。まずは紙とペン。これが俺にとっては面倒くさい。正味の話。馴れだろうから。

2016年11月25日金曜日

鍵盤一打H281123水:

七一八

 秋分から冬至を数直線にすると、三分の二くらいの場所にいる。奥さん。

 (かぜを)うつすうつさないのせめぎあいな世界で、マスクをするのは重要だ。で、まずは市販でも風邪薬試してみようと思う。医療費だけはケチらない、といっても制約はある。ありますでしょう。

温読書歴114:マクニール『疫病と世界史』上下巻 佐々木昭夫訳 中公文庫、2007
…… >原題”Plagues and Peoples”。『戦争と世界史』”Persuit of Power”といい、韻を踏む作者と見た。そして訳は『世界史』”A World History”にあやかってまさあね。猖獗を極める悪疫がミクロ寄生、対するマクロ寄生は非生産階級という斬新かつ身も蓋もない見立てが寄生獣を連想させる。おもしろかった。

2016年11月3日木曜日

今日の本屋322:高田宏治1~3(D直撃編)



2016年10月31日月曜日

鍵盤一打H281030日:

六九四

 スロースタートな一日、若干血がかよったような感じもする。
 
 日曜の夜は道路が静かだ。眠る前のコンタクト脱着、煩いと思ったことありますでしょう。

漏れ防線:俳句は反実的な、つまり現実を反映していないものも、詠んでいく。ねんのため。

温読書歴091: 坂口安吾『信長・イノチガケ』 講談社文芸文庫、1989
…… >「信長」のみ。尻切れトンボ見たく終わるけど、なかなかというか相当おもしろかった。ビジネスマンが戦国もの(と明治維新もの?)を好む理由に少し近づけた気も。どの世界も強い気持ちがないとやっていけない(弱い調子で)。併録の「イノチガケ」も圧巻というかよかった記憶が。

2016年10月11日火曜日

鍵盤一打H281010月:

六七四

 ↑目を眇めた鼻のおおきなひと。

 昨夜の消灯時、電球にひもが絡まって落ちてきた。豆電球もあるのだが、寝室はしっかりした重量のLEDで、膝小僧に激突!(そのまま担架で運ばれ試合復帰、次打席HRなら俺は村田だが、現実はちがった。) ふだんの向きなら、顔付近にきて前歯いかれてたかも。

 体育の日。ゴルフを馬鹿にしちゃいけない。カバディが顕著だが、結構ランダムにスポーツが生成してきた中で、年食って歩く仕様になってるのはいいじゃない。みんなのゴルフを、多人数でワイワイしたい人生だった(ネットスラングなので、真に受けないでいい)

 PCの場所を移動した。快適。うごかしてみると、今までの家具配置はなかったことにしたいと思う。ひき続けて数日間片付け、大掃除に雪崩れこみたい。ちいさな変化だが。小刻みに小刻みに、マシンガンメソッドで金太郎飴毎日を打破、いけるか(岸和田カオルちゃん風)。マメに掃除片付けしたいが果たしてどうか。──各自よい睡眠を。

温読書歴071: ツヴァイク『マリー・アントワネット』 中野京子訳 角川文庫、2007
……ツヴァイクは評伝の名手で、バルザックも手がけている。評価の定まっている準古典的著作で、『ベルサイユのばら』の種本ともいわれているらしい。三国志に比べて、ヨーロッパ史が日本に親しみないのは、此処らへんの本の頑張りが足りないという説も。フランス革命の影の部分にも照準あてている感じ。若干長いが、読み物として面白い。そのぶん、ある方向に物語を寄せているが。ほかのと合わせるといいのだろうか。フランスのトロワイヤみたいな作家を掘り当てられれば。
ツヴァイクの実人生をモチーフにした盛り込んだ映画があったはずだが、これか。

2014-06-04 『グランド・ブダペスト・ホテル』とツヴァイク|映画評論家町山智浩アメリカ日記
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20140604

71はペゲーロ(楽天)、秋山幸二(西武、最初期)の背番号。戦後71年でもあるか。日本だけでなく、世界的にきな臭い世相になってきている。それはそれとして、文章量2/3位にシェイプUPしたい。

2016年8月18日木曜日

鍵盤一打H280817水:

六二〇

 今日は夕方からの時間を無駄にした。夜はのんびりしすぎた。このエントリ終了後、すこし散歩してこよう。

 非常にドンくさいというか、アホなこともした。動けば何がしかの不如意があるにしても、さすがにちょっと阿呆すぎた。思い出すのもだるいほど間の抜けた事件なので、なまくらなけん とか山倉打率一割台とか、一生そんな事を考えていたい。ということは多分ない。鈍った諸々を噛み締めつつ蝸牛歩か。
 ──色々すっ飛ばせば、各庫撃破すべき状況であるにもかかわらず、歯応えあることへ当たるのを後回しにしているうちに、細かな気がかりが積み重なり、鈍足化している次第か。腹を括るしか。やー、まあ、こわいけどなー。
 先に浴びせられる罵声喚声と、為すべきであろう甘美な土下座を受け入れるほか。という結論かー。

 以下みじかめに。今日はやや始動はやめ。のため、今すでにへたりはじめている。(やはり即寝るべきか。)歯の治療、懸案事務漸進など。連絡が溜まっている。

 あすは都心部へ出るので、行きそびれている墓参も一緒に。(やはり即寝るべきか。)

温読書歴027: マクニール『世界史』 増田義郎・佐々木昭夫訳 中公文庫 2008
……日本の労働形態についてなど、傍目八目だとしても深い指摘が多数ある。歴史はとても疎い自分だが、まずまず読めたのもいい本なんじゃないか。
掘ると副産物として捗る分野と、そうでない分野がある。町田康『告白』のピエール瀧の評じゃないけど、直線に進みづらい人間というのもいる。おせっかいお見合いおばさん(おじさん)というのは必要だと思う。とりとめもないので、ここで止め。
>好著。
訳が古いが、内容は非常に洗練されていると思う。
しかし、知らないことが多すぎて死にたくなるので一点減点。

+延長戦: 河合隼雄『河合隼雄著作集 第2期〈1〉コンプレックスと人間』
……こういうのも、界隈によっては読んでるだけで嫌われたり偏見の目で見られたりするかね。世の中広いから、分厚い人間になりたいやね。がさつにはなりたくないが。 >主に「コンプレックス」と「無意識の構造」からなる。 自分としては、かなり丁寧に読めたと思う。 著者の文章が、わかりやすいうえに、精確。 内容も、面白かった。 エリアーデ、あと、フロイト『夢判断』あたり気になる。

2016年6月11日土曜日

鍵盤一打H280610金:

五五二

 昨日買ったあたらしいマウス、クリックする塩梅がしっくりきていい感じだ。スーツ新調や、なりたての警察官が拳銃を装備した、まあそこまではいかないか(多分)。

 Windows10のやりかたはガッカリ感以上(以下)のものがある。冶金の果てがこれじゃー悲しくないですか。

 何をどこまで書けるのか断然模索中だが、とりあえず西郷どんの弁護をした一日として記憶に留める。そうそう、検査あり骨格異常なし。まずはよかった。筋肉増強を奨められる。治療と思ってやるしか。

本文から漏れた所感:平田弘史『薩摩義士伝』序盤で「郷士」と「~どん」が頻出するのはドン・キホーテへのオマージュではないかと思う。
今日の食糧事情:
食パンあるな→お、冷蔵庫にバターあったのか! →食いかけの羊かん

2016年3月28日月曜日

鍵盤一打H280325金:開幕

四七七

 記録を見ると酒を飲んだとある。四月は酒4回まで飲んでよい代わりに、節制して健康度を上昇させよう。団地ともおに心の天使と悪魔の替わりに何かがやってきた回があったのだが、何がやってきたのだったか。

 このエントリ終えたら色々の手配を含めて着手をしなくてはいけないことが沢山ある。腰が重い。

 こまめな家事も何もかもだるいように感じるので、気分転換に小旅行、遠足行きたいね。
 まずは箱根の山を越えない程度で、気安い奴と或いはひとりでスポーツ観戦なんてのもいいかもしれない。(しかし振り返ると、この日も物事微進漸進したのだった。)

 川崎球場を使っていた時代のパ・リーグ、あれくらいマイナーで閑散としてると行楽にもなるね。今もそういう場所はあるんだろうけど、もう何が日陰で何がメジャーなのか、よくわからなくなってしまった。世の中由来か、受け手由来か。まー折り半か。

今日の信長考:
愈々『創造・PK』へ入る。まずはチュートリアル。ネタバレになるが、竹中半兵衛が金平糖を欲しがるのをみて、糖分補給を適宜しようかと心に留めた。が、途中で固まりゲンナリする。歴史SLG戦士への道のりは楽ではない。
PCのスペック不足だろうか。新要素増えるの対応するほどに慣れてないので、もいちど無印でやってだいたい掴んでみるかな。目的の策定はまだしも、それにサッと従える情緒と遂行するスペックを持ってる輩はかっこいい。
とまれ、遠近法逆だろうがより遊戯を楽しむためにも、共通言語獲得を片目でにらみつつ、戦国時代の小説を娯楽的トーンでなにか読もうか。メジャーなものを食わず嫌いしないポリシーというだけで、多くの人間の支持を得ているものを無条件に良いと思うわけでもないので、手の合う作家、興味を引く武将あたりをキーにして物色してみよう。

2016年1月29日金曜日

今日の本屋290:里咲CD-R、薬痴寺先輩

2016年1月3日日曜日

引用ノック0815:ブリキの太鼓B

エーリヒ・カイザーの『ダンツィヒの歴史』、[……]『ローマ争奪戦』、これもまた海へ出かけた兄の手垢にまみれるうちに光沢と背表紙とを失った。グレートヒェンの本箱で一冊選ぶとすると、『貸し方と借り方』[……]は清算するとして、ゲーテの『親和力』か、絵入りの厚ぼったい『ラスプーチンと女たち』だった。
 かなり思案のあげく──選択が限られていて、すぐには決めにくいのだ──自分でも何をつかんだか知ることなく、ただおなじみの本能の声に従って、まずラスプーチン、つぎにゲーテを手に取った。(……)オスカルよ、おまえがゲーテの時代に太鼓をたたいていたら、ゲーテはさぞかしおまえに不自然だけを見ただろう。おまえを肉体化した不自然ときめつけ、自分の自然を──たとえ不自然なほど自然ずくめであったにせよ、賞嘆し、敬いもした──自分の自然を甘すぎる菓子を養い、おまえという哀れなできそこないを、『ファウスト』(「拳、げんこつの意味がある」)でなければ『色彩論』の大著で殴殺したことだろう。
 それはともかく、ラスプーチンだが、彼はグレートヒェン・シェフラーともども、ぼくに大小のABCを伝授してくれた。女は大切に扱うべきことを教え、ゲーテに傷つけられたときは、ぼくを慰めてくれた。

(グラス『ブリキの太鼓』「ラスプーチンとABC学習」池内紀訳;池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 Ⅱ-12)

2015年12月31日木曜日

鍵盤一打H271229火:駄著論

三九〇

 眠りというのは不思議なもので、哺乳類の始祖たちは恐竜が権勢を誇っていた頃にこの機能があるために無用にチョロチョロ動かず、生き残ったという説を孫引きの孫引き位で聞いたことがあります。

 で、前日待望の姉小路三部作ラストを読んで触発され、信長の野望・創造をやったりして休息してました。若狭武田篇に思いを馳せながら。
 過剰に細部に拘る人文書や、20世紀の一潮流をなした知的遊戯の色濃い小説群も、歴史好きや他のジャンル(含むジャンル小説)愛好者の万能感と遠く隔たった佇まいを横目に睨むとみえてくるものがあるでしょうか。充足していれば威張ることもない訳で。そう無条件にありがたがるものでもないな、という身も蓋もない幻滅はあります。むろんそれでも、突出した名著は数多ありますが、同数以上の駄著が氾濫し、かつてキレキレだった著述家が志をうしなって駄本(吉本隆明)を乱造するサマは趣きがなくもないですが、余りにハードボイルドで泣けてくるじゃあないですか。

 経て視野が広がったと思うしか。冒頭の文章も、伝わるべき人にだけ伝わればいいです。会話も聞き流せるし、文章も読み飛ばせる世界は自由でいいですな、宗匠。

参考:
【山本一郎】「信長の野望・創造 with パワーアップキット」プレイレポート――輝け! 魂の姉小路家!~夢の幕府開闢篇~|4GAMER http://www.4gamer.net/games/268/G026859/20151226005/

2015年12月16日水曜日

対決シリーズその162:三兄

無法の兄貴 VS 無謬の兄貴 VS よろしくニキ