ラベル 映画 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 映画 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年11月15日金曜日

かけ声と思い出

長篇(『新幹線大爆破』かその辺)の最後、「健さん!」と声がかかったとかいう逸話があったような。
『バトル・ロワイアル』でキタノがむくりと立ち上がったときに「おお・・」と声が上がったのを記憶している。(学生にまぎれて見ていた。)

2019年10月9日水曜日

失念と歴史

ふりむいて裕の『川沿い』、
あるいは映画『メメント』、西尾維新原作&浅見よう漫画『掟上今日子の備忘録』あたり(未見&未通読)。
もしくは高橋源一郎『ペンギン村に陽は落ちて』の終盤辺り、どこかの部分。

単位を個人(個体)にとるか、集団にとるかで変わってくるかと思うけれど、
数時間一日から、数十年~数百年数千年位まで幅の取り方あると思うけれど、
記憶と歴史ってのも、どこか似てると思いませんか。

随想ですな。

2019年10月4日金曜日

引用ノック1032:

年だけとった凡庸な将軍たちの期待に、レビルは苦笑するしかない。
「戦場で、異常に強い能力をみせる兵がいるのは珍しいことではない。わたしは、ニュータイプというのは、戦争をしないですむ人類のことだと思っている……頭痛かな……?」
(……)
 心配することを仕事と勘違いしている将軍のひとりは、てきぱきと若い兵に指示をだす。
 物事の骨幹(こっかん)を洞察しようとする意思をもった老人は、その頭痛がいつものものとちがうと直感する。
(中略)
 甘美で楽な想像だったが、それでは、なにも起こりようがない。
 人知れず死ぬのは寂しい、と予感する。


(富野由悠季『密会 アムロとララァ』 角川文庫 2000年 :初出 1997年 角川mini文庫)

2019年9月22日日曜日

メモ:タランティーノ新作その3

冒頭にドーンとでっかく映る看板の口。シャイニングを思わせる感じですが(Vガン未見)。
何かはあるんだろうな、と思いつつもようわかりませんな。

──よく聞くラジオ経由で知ったのだが、『パルプ・フィクション』(であってると思う)に出てくる、口だけ実写のアニメというか紙芝居みたいなアニメ、これは『冒険王 クラッチ』らしい。






 ここに連想するのは、『キル・ビル Vol.2』の棺おけのシーンがおそらくブライアン・デ・パルマ『ボディダブル』へのオマージュだということで。
 今回の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』でも、あるいは『デス・プルーフ』でも、スタントマンが出てくる。もう一人の自分という感じでもある。
 リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)とクリフ・ブース(ブラッド・ピッド)の二人組が、車の中から、映像のなかの自分をモチーフにした看板を見ている。
 この場面。ドライブインシアターが作中出てくること、マーゴット・ロビーのシャロン・テートが映画館内で自分の出ている作品を鑑賞する場面があることをあわせて考えると、作品の構造(の一部)を、作品内で示しているのではないだろうか。
 普通はどういう構造かわかってから示すのだが、順番を逆にまず書いているのである。
 ツイッターやなんかでも、断片的な感想をチラホラ零し落としていくと、なかなか面白いんじゃないかと思う。


『キル・ビル』のVol.2で、刀を背負ってピストルを構えるユマ・サーマンの姿はガンダム(もしくはGM)っぽくないですか。
 若干強引に話の流れを引き込むと、ガンダムのTV第一話で、ザクが口(というかその周辺の動力パイプや排気口(?))をもぎとられること。
 これと、最終話でガンダムがメインカメラと同時に頭部をぜんぶもっていかれること、及びジオングが頭だけになって口からビームを吐くことは、なかなか面白い仕掛けというか、出来事の布置だと自分は思ってるんですが、みなさんどうでしょうか。

2019年9月8日日曜日

引用ノック1027:

Chris: "Can I see that Lincoln Letter?"
Chris(reading): "Dear Marquis, I hope this letter finds you in good health and stead. I'm doing fine, although I wish there were more hours in a day. There's just so much to do. Times are changin slowly but surely, it's men like you that make a difference. Your military success is a credit not only to you, but your race as well. I'm very proud every time I hear news of you. We still have a long way to go, but hand in hand, I know we will get there. I just want to let you know you're my thoughts. Hopefully, our paths will cross in the future. Until then, I remain your friend. Ole Mary Todd's calling, so I guess it must be time for bed, Respectfully, Abraham Lincoln."
Chris: "Ole Mary Todd. That's a nice touch."
Marquis: "Yeah. Thanks."

(Major Marquis Warren & Chris Mannix in ”The Hateful Eight” in 2015 by Quentin Tarantino)

クリス:「あのリンカーンの手紙を見てもいいか?」
クリス(朗読):「やあマーキス、この手紙と君が、健やかかつ役立つ感じに出会うことを、わたしは望んでいるよ。わたしは好調だ。1日にもっと時間があればいいけれども。時代は少しずつ、確実に動いている。君らのような人たちが変化をもたらすのだ。君の軍における成功は、君だけでなく、君の人種の歩みについての誇りでもある。君についての報せを聞くたび、わたしはとてもうれしく思うよ。わたしたちの歩むべき道はまだ長いが、しかし手に手をとり合って、いつか成し遂げられるだろうことを、わたしは知っている。わたしはただ、君がわたしの希望であることを、君に知ってほしい。願わくば、わたしたちそれぞれの道筋が、未来で交差せんことを。そのときまで、わたしは君の友達でいる。老メアリ・トッドが呼んでいる。もうベッドに行く時間だろう。敬意を込めて。エブラハム・リンカーン」
クリス:「老メアリ・トッドか。いいタッチだ。」
マーキス:「ああ。ありがとう。」

(マーキス・ウォーレン少佐とクリス・マニックス :クエンティン・タランティーノ監督『ヘイトフル・エイト』 2015年、米)

メモ:タランティーノの新作 その2

あのシャイニングみたいなディカプリオの看板の、でっかく映るシーン、およびワイパーはなんですかね。
車中からの視線なので、こっているというか気になるというか。
(つづく)

メモ:タランティーノの新作について

 ──今もあるでしょうが、自分にとってはかつて──映画を見たあと、あれはどうだったんだろう、ここはどういう意味だったんだろうと、あれこれ語るたのしみがありましたでしょう。

 クエンティン・タランティーノの新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はそういう映画で、現在進行形でおそらくああだこうだ語られていて、かっちり確定しきれないような、色んな謎があると思うですよ。
 しかし、色んなナゾといえば50年100年経った作品でも、(映像作品に限らず)多分あるでしょう。

 ともあれ、駐車場の静かなシーンと、リックが煙草のCMをするシーン、これとこの映画の時間への構え(観客を含んだ型)、フィクションの構造(登場人物と観客/現実と映画内物語)あたりについて、次回は語りたい。


 ここ数日、暑の戻りとでもいうんですか。日差しのつよい日は、存外、日傘なんてのも馬鹿にできないかもしれない。あるいは帽子か。
 帽子といえば、『キル・ビル Vol.2』の、バドがカウボーイハットを脱がされるシーンはいま見返すとかなり趣きがあるというか。
 バド、いいですよ。回し者じゃあありませんが。部分的に見返して、ラストのクレジットで、胸のしめつけられるような感じありました。

 ともあれ、次回につづきます。

2019年8月7日水曜日

引用ノック1020:

 これはかなりの傑作である。が、ラストがどうしても気にいらない。
(……)
 雑誌『シナリオ』の脚本を確かめる。更に撮影台本を手に入れ検証する。
(……)
 いやむしろ輝くような<生>の中にいる。
(……)そしてなおも生きつづけているのです。もしこれを見せてくれたら、一度は死を悟った俺いらも、何か勇気が湧いてくるではありませんか。
(注……この映画の面白さは細部(デイテイール)にある。その細部こそが安曇祐子の、いや、映画そのものの鼓動なのだ)
 ここでこの小論もトップに戻る。

(鈴木則文著・小野寺勉編『権威なき権威 カントク野郎 鈴木則文』 2018年8月 ワイズ出版 「神は宿り給う 『病は気から』における喜劇(悲劇)の解読」 「映画芸術」 一九九三年四月)

2019年8月3日土曜日

引用ノック1018:

「まるで紳士じゃないか」

(ヘルバート(フランツに))
(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー『ベルリン アレクサンダー広場』「第8話」)

2019年5月27日月曜日

引用ノック1005:

「席が狭いんだ」

(ベニー(ベン): ジョン・カサヴェテス『アメリカの影』 1959年)

"... Cramped Booth."

(Ben(Ben Carruthers): John Cassavetes "Shadows" 1959, United States)

2019年4月18日木曜日

メモ:ヴッツ是非

メモ:
自分は通読(通観)したことないんですが。
平家物語を読んだり、大河の関が原ものを見ていて、(今回は平家勝たないかな)とか(西軍今度はいけるでしょう)みたいな感想を抱く人は、いますでしょう。

随時再読もたのしいですが、これに加えて”陽気なヴッツ先生”よろしく、余白以外にも、平家が大逆転したり、西軍の小早川が二度裏切ったりする(←その後の小早川の不甲斐なさで江川卓が一念発起して現役復帰へ向う)物語を随時随時、加えていくとよいでしょう。

上の着想は人の受け売りなんですが、参照元がパッと出てこないので、受け売りであることだけ、ことわっておきます。たしか一時期、兜を被ってももクロを押してた御仁の思いつきだったような。

設定に粗があること。
J・R・R・トールキン(≒レールウェイズ復活の際には招聘したい助っ人の座No.1)。長大な長大な物語、『指輪物語』──黒沢清もこの物語のファンだという──で、蜘蛛の女王(だか王女みたいなの)が潜む洞窟でサムが放った至言、これが中々思い出せない。(頁を繰るのも面倒くさい。)

ポイントで攻めると、<たいがい、物語というのはどこか満たされないというか、渇きを残すものだ>ということについて、パラライズ状態になる前だかの、フロドの旦那としゃべっていたような。

何十年も命脈を保っていく世界(観)と合わせてためつすがめつして見ると、面白いかもしれませんね(田村玲子が潜り込んでいた授業の教授or講師風)。

2019年3月16日土曜日

引用ノック1003:

"I'm dead now. Sorry about that. There's something I wanted to say to you I never really said when I was alive. I think you're got the makings of being a really good cop, Jason. And you know why? Because deep down you're a decent man."

("Three Billboards Outside Ebbing, Missouri" directed and by Martin McDonagh :日本版字幕: 伊藤美和子)

2019年1月5日土曜日

引用ノック1002:

「そりゃあそうだな。逆立ちしたって人間は神様にはなれないからな」
(中略)
「ここはどこだかわからないのよ」

(カイ、セイラ: 『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』 1982年)

2018年12月31日月曜日

引用ノック1001:

(前略)
 20代後半の頃、俺は渡哲也を恨んでいた覚えはある。なぜ俺の中にこんなシステムが……人造人間キカイダーことジローの良心回路にも似た「渡哲也回路」が俺にも埋め込まれているわけである。(……)
(中略)
それが渡哲也システムを導入する前からあったのか、それともこれこそがそのシステムなのか、今となってはもうわからない。


(中略)
日本旅行のツアー商品、その主力シリーズが「赤い風船」という名前だったのであります。わざわざこの本の大団円に記す必要があるのか、ということになりましたら、ま、ないですな。
(後略)

(杉作J太郎『ボンクラ映画魂 完全版 燃える男優(オトコ)列伝』 徳間書店、2016年)

2018年12月30日日曜日

引用ノック0998:

夏の心の奥深く、人生はまだ私には甘く香る でも、私の心は孤独な狩人 寂しい丘で狩りをする  (ウィリアム・シャープ「孤独な狩人」)

(前略)
「ゲー、あんなのに部屋を貸さないで。ダミーなんてキモい」
 ダミーは「木偶(でく)の坊」という意味だが聾唖者を侮辱する言葉としても使われる。
 この映画『愛すれど心さびしく』は、一九七〇年代には何度かテレビで放送されていたが、八〇年代以降は見なくなった。(……)カーソン・マッカラーズによる原作小説『心は孤独な狩人』も当時、新潮文庫で出ていたが、だいぶ前から絶版だ。
(中略)
 共感を込めて描かれた登場人物すべての夢と希望が無残にも踏みにじられていく。この映画をテレビで観て、当時十四歳の筆者は強烈な衝撃を受けた。
(……)
 シンガーはコープランドの娘に、父がガンであることを教えてやる。父娘は和解する。それは、この映画で示される唯一の救いだ。
(中略)
 実は、原作には、映像化不可能と思われるエピローグがある。
 ミックは音楽の夢を捨てずに厳しい現実と戦っていこうと決意する。そんな事の成り行きのすべてを見守っていたのはシンガーの行きつけの食堂の主人ビフだった。深夜、店じまいの時、ビフは突然、雷に打たれたように、「無限の時の中の人類の営み」を一瞬で見渡してしまう。それは愛と勇気と苦闘の歴史だった。しかしその直後、人類の営みが挫折してゆくヴィジョンが彼を襲う。
 人類は苦しみ続けなければならないのか? おれは何をするべきなのか?
(後略)

(町山智浩『トラウマ映画館』「25 THE HEART IS A LONELY HUNTER ◆誰でも心は孤独な狩人 『愛すれど心さびしく』」 集英社、2011年)

2018年12月27日木曜日

引用ノック0992:

人知れず死ぬのは寂(さび)しい、と予感する。

(富野由悠季『密会 アムロとララァ』 角川スニーカー文庫、2000年)

2018年12月25日火曜日

引用ノック0988:

碑は大理石である。そのうちのひとつ──

ジョン・トルボットの聖なる思い出のために 一八三六年 霜月朔日
パタゴニア沖荒島(デソレーション・アイランド)の近くにて海中に溺没す 享年十八歳
この碑はその追憶のために
姉これを建つ

(中略)
『アメリカの鱒釣り』は、かくて、マヨネーズということばで閉じられる小説である。(後略)

(藤木和子「鯨が生んだ鱒──訳者あとがき」 リチャード・ブローティガン『アメリカの鱒釣り』 晶文社、1975年)



2018年12月17日月曜日

引用ノック0982:

「いけいけドンドンか、ニコニコバイバイか」

(小鉄: 井筒和幸『岸和田少年愚連隊』 脚本: 鄭義信・我妻正義 1996年)

2018年9月29日土曜日

煙か土か食い物32/Note about "Kemuri ka Tsuchi ka Kuimono" ("Smoke, Soil or Sacrifices") (You know absolutely no connection with real life and families)

I omit the old second part now and will renew.
Then I lay my opinion as to this novel here.

Works of kiniship I assume are:
Salman Rushdie "Midnight's children" (1981)
Mikal Gilmore "Shot in the Heart" (1994)
James Ellroy "The Big Nowhere" (1988)
Günter Grass "Die Blechtrommel" (1959) EN:"The Tin Drum" (1959)
Quentin Tarantino "The Hateful Eight" (2015) (John Ruth and Hiroshi Nozaki problem)

2018年9月1日土曜日

見たい映画:2018 9月1日

このエントリには、随時見たい映画を随時追加していく。
「ページ」で固定化してもよいか。

『カメラを止めるな!』
『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』
『イコライザー2』(9/4追加)

『キングコング 髑髏島の巨神』
『冴え冴えてなほ滑稽な月』
『二代目はクリスチャン』
『リバーズ・エッジ』(キアヌ版)
『わたしは、ダニエル・ブレイク』
『フェンス』『サイレンス』『セッション』『イコライザー』『犬神家の一族』

見た映画作品メモ:
『お尋ね者七人』……山本麟一の「ちょ」という語尾に集約される何か。若山富三郎のカジュアルな強盗も
『セトウツミ』……一般的な映画のイメージとはズレるだろう。賛否あるだろうが、自分は結構なかなかだと思う。時期的には『火花』の前か