2019年9月22日日曜日

メモ:タランティーノ新作その3

冒頭にドーンとでっかく映る看板の口。シャイニングを思わせる感じですが(Vガン未見)。
何かはあるんだろうな、と思いつつもようわかりませんな。

──よく聞くラジオ経由で知ったのだが、『パルプ・フィクション』(であってると思う)に出てくる、口だけ実写のアニメというか紙芝居みたいなアニメ、これは『冒険王 クラッチ』らしい。






 ここに連想するのは、『キル・ビル Vol.2』の棺おけのシーンがおそらくブライアン・デ・パルマ『ボディダブル』へのオマージュだということで。
 今回の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』でも、あるいは『デス・プルーフ』でも、スタントマンが出てくる。もう一人の自分という感じでもある。
 リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)とクリフ・ブース(ブラッド・ピッド)の二人組が、車の中から、映像のなかの自分をモチーフにした看板を見ている。
 この場面。ドライブインシアターが作中出てくること、マーゴット・ロビーのシャロン・テートが映画館内で自分の出ている作品を鑑賞する場面があることをあわせて考えると、作品の構造(の一部)を、作品内で示しているのではないだろうか。
 普通はどういう構造かわかってから示すのだが、順番を逆にまず書いているのである。
 ツイッターやなんかでも、断片的な感想をチラホラ零し落としていくと、なかなか面白いんじゃないかと思う。


『キル・ビル』のVol.2で、刀を背負ってピストルを構えるユマ・サーマンの姿はガンダム(もしくはGM)っぽくないですか。
 若干強引に話の流れを引き込むと、ガンダムのTV第一話で、ザクが口(というかその周辺の動力パイプや排気口(?))をもぎとられること。
 これと、最終話でガンダムがメインカメラと同時に頭部をぜんぶもっていかれること、及びジオングが頭だけになって口からビームを吐くことは、なかなか面白い仕掛けというか、出来事の布置だと自分は思ってるんですが、みなさんどうでしょうか。

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