2012年4月4日水曜日

メモ:佐々木俊尚氏の呟き→課題図書ふたつ;フランクルと現代のヨブ記

佐々木俊尚氏が、「まったく何の根拠もないけど、未来を信じなきゃ。そうでもしなければ生きていくインセンティブを感じられないから。」と呟いていた。(太字部は坪井による)
https://twitter.com/#!/sasakitoshinao/status/187183331174121473

まず、「ヨブ記」の問題系を想った。
(cf. バトル・ロワイアル論
https://docs.google.com/document/d/1BMH_GokT84GQGR1LC_I2f33dnLh-FXdJ5KGS6bnn-co/edit?hl=ja
善人(や正しい行い)が報われない事をどう考えたらよいか。
悪事を働く人が罰せられない事をどう考えるべきか。など。

課題図書をふたつメモ。

1.フランクル『それでも人生にイエスと言う』
決算自殺とは、いわば人生からマイナスの決算を引き出したので、死のうとすることだという。生きてきたその時点での、借方と貸方を比べ、人生が自分から借りたままになっているものと、自分が人生でまだ到達できると思っているものとを突合せる。そこでどうがんばっても返してもらうことはないことに気づいて、自殺する気になるのだと。(『私が知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』)  http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2011/05/post-dd57.html
 2.クシュナー『なぜ私だけが苦しむのか──現代のヨブ記』
原題が、"When Bad Things Happen To Good People"(善良な人に悪いことが起こるとき)であることに注意して欲しい。"Why Bad Things Happen To Good People?"ではないのだ。そして、悪いことが起きた人が、どう接し、どうとらえればよいかの手がかりが、本書にある(もちろん、悪いことが起きた「理由」なんて、書いてない)。(『私が知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』) http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2008/07/post_d2e5.html

0 件のコメント: