六七二
本が読みたい。が、課題山積ゆえ、本腰をいれた読書はむつかしい。
気づいたが、自分の場合、娯楽その他としては別のものを嗜み好む。『犬は吠えるがキャラバンは進む』のライナーノーツにもあったが、足し算でそのぶん、みたいなのが通用しない方面はあるだろう。*
読書、特に(長篇)小説はクッパタイプだから、没入するまでが時間かかるので、平均的現代人、多忙の人には向かない。この間隙をどう埋めるか。そこが分水嶺だが、役割は時間と共に推移したりカムバックしたりするわけで。マリオカート未プレイなのでその状態を脱したい、という所信表明でこの段落締め。
朝ホイコーロー。ほんとに作るのだるかった。昼移動しつつ軽食。夜チンジャオロースー。あした、挽肉解凍して脂がたんまり出ているのを見て、こらーアカンと思う。だろう君は俺は。ダマテンでしれっとダイエット戦士にモード鞍替えを。
温読書歴069: 牧村康正・山田哲久『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』 講談社、2015
……”凄い”とだけある。装丁の歩く写真が異様にかっこいい。やはりこの辺りから血を入れないと、袋小路になっていくだろう。脚本家倉本聰による西崎氏弁護の文章、一読の価値あり。名文の枠をはみ出る何かがある。劇薬のような所もあるが、意外な爽やかな読後感もある。名作評伝。
番外地メモ:
いびつでも、自分なりの筋を通し、お返し(プラスとマイナス問わず)をするべき。例えばいい本を紹介してもらったとか、そういう小さく思えるところは大事。活力減は必ず理由ある。個人も、規模問わず集団も。いくら辻褄が合っているように見えても、活力を失うような考え方は、長期的に別の角度から見て間違っているんじゃあないのか。
番外地メモ2:
鈴木カツ『ぼくのアメリカ音楽漂流』。ライナーノーツ集。
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私説だが、あれは『全体性と無限』と同じことを言ってるはず。こういう見立てがあれば、難しいとされている本もお勉強でなくて読める。逆にいえば。
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