三二四
午前はかなり晴れていたように思うが、転寝していたものであやしいものだ。
なかなかうまくいかないことに対して焦れる時、大局観の充実・更新が必要と考えるべきだろう。
どんぶりもの、焼き魚(さんま)など。
ドン・キホーテ26章まで。『豚と軍艦』をみる。ラストがなんともいえない。
カフェイン摂取したりして、ツヴァイク『バルザック』をようやくたいらげる。とにかく重厚長大で、同じ書き手の『マリー・アントワネット』に比べると冗長ではあるが、結びのすばらしさが全てをオセロのようにひっくり返す。『ゴリオ爺さん』を読んでないとじゅうぶん賞味できないけれども、良く取れば未読の人は俄然よみたくなるだろう。実際名作、傑作で、ラスティニャックやヴォートランなんて快男児連中は東映映画と親和性高いと思う。
今日のピロティ:
ピケティ本に飛びつく人がどれだけ経済にくわしいか、またそのなかに『ゴリオ爺さん』を丁寧に読んだひとがどれだけいるか、しょうじき怪しいと思っている。古典をサッと読むのは他人を巻き込んで百害得て一利なしなのでね。
すこし話が飛ぶが、今の内田樹氏に鈴を付けに行ったり、酷評する人がその界隈にすくないという現状は、端的に周辺の地盤沈下と不誠実っぷり、活力低下を顕してると言われて仕方ないだろう。戦中戦後や学生運動、転向の問題に絡んで、しょうもない奴らをバサバサ切っていったのが、吉本隆明の豪かった理由のひとつとみておりますが。
今日の音楽:
藤井隆「driving me crazy」冒頭のかっこよさ
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