2015年4月25日土曜日

引用ノック0729:向上心について(ベルナール・スティグレール)

全く何もしないという人は、退屈(たいくつ)で死にそうになってしまうでしょう。私はそういう人を見たことがあるのです。私は五年間、刑務所(けいむしょ)で過ごしたことがあるのですが、刑務所はいくらでも怠けることができます。そしてものすごく退屈する。だってそこでは、ほとんど何もすることがないように思えますから。でも大抵(たいてい)は、刑務所にいる人たちも何かを学ぼうとし、そして人生をやり直そうとするようになるのです。そういうものなのです。(後略)

(ベルナール・スティグレール『向上心について 人間の大きくなりたいという欲望』「講演会 「向上心について」」メランベルジェ眞紀訳、新評論、2009年)

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