2014年3月16日日曜日

引用ノック0583:併記

しかし一説にはアンティノウスに穢(けが)されたペーネロペーはオデュセウスに彼女の父イーカリオスの所へ送りやられ、アルカディアーのマンティネイアに行って、ヘルメースによりパーンを生んだと言われる。しかし他説によれば、彼女はアムピノモスのゆえにオデュセウス自身の手にかかって果てたと言う。というのは、彼女はこの男によって穢されたからである。(後略)

(アポロドーロス『ギリシア神話』「『ビブリオテーケー』摘要」高津春繁訳)

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