一三〇
天気は雨。風も強かった様に思う。事務等山積も、ほぼ動かず。七ならべで六と八を鐚どめされたような具合だ。
結論として膿を出すしかないのは判りきっていると思えるのだが、それを拒む人のいる限り強行突破は禍根を残す。し、それが百パーセント妄執とも言い切れないだろう。常に慢心と傲りに注意するべき。
世の中の仕様として、無闇矢鱈でない限り競争心の強い、ややもすると好戦的であったり、或いは清濁併せ呑むのレベルを超える水準でちゃっかりしている人間が生き延びて子孫を残しやすいようになっているとは思う。
図書館でツヴァイク『バルザック』、橋本治『革命的半ズボン主義宣言』、ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄(上)』を借りてくる。ツヴァイクのはバルザックの似顔絵と本の厚みで、読む前から胃もたれ感あり。けれど人気を博した、定評あるツヴァイクの筆捌きで乗っていけば一気に読めると期待。橋本のものは今回のものも内容不明ながら、外れを読んだ記憶がない。最後のはマクニールの『疾病の世界史』を読んだ時あたりからずっと気になっていた。これも定評既にあるらしい。
ここ数日野菜を取るなどして体調回復を心掛けている。明日は少し運動できるといい。口に入れた物の消化も含め、体力が目下落ちているのはしょうがないのだから、漸次良化を目指しつつ、併行してやりかけのことを潰してゆくしか。
今日の温故:
魯迅「死火」(『野草』収録)
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