2011年1月9日日曜日

坪井野球断片集11:こんなにうれしいことはない(明石家さんま・東浩紀・富野由悠季;順不同)

さんまさんと東浩紀と富野由悠季監督が、一本の線でつながった!

さんまさん、東浩紀はともかく、
富野由悠季の、(文学批評畑から)なおざりにされている度合いは限度を越えている。
富野さんの力不足ではなく、批評する側が怠慢・フシアナなだけ。
ポップな表現こそ、評価する・しないで批評する側の力量が問われる。
玉置浩二やマイケル・ジャクソンのよさに気づかなかった時点で、少なくとも自分はポップ・ミュージックを聴く耳がなかったことを知った。
アート系より、ポップ(ス)のほうが、豪いんだよ。
さっき読んだ本の受け売りだけど、80sポップスの特徴のひとつは、(表面上の)アート性の放棄(≠変換できないけど、ヨウキ、ではない)らしいよ。
俺は(──どんなに低く見積もっても──※この括弧の中、2011.1.15加筆)『千と千尋』と同じかそれ以上、『ガンダム』(劇場版三部作、とくに『Ⅲ』)は傑作だと確信してる。
つか、『ハウルの動く城』以降の宮崎駿、原作知識なしでわかるやつがどれだけいるか? って話。です。

例えば、誰か既に言ってるかもわからないけど、
シャアのサイド7(6?)の偵察は、明らかにミルトン『失楽園』のルチフェル(デビル)がモチーフになっているだろ。
『Zガンダム』第一話もそれの本歌取り──「偵察」から始まる──、ってブログでみたな。(あとでリンク貼ります。)それで、余計なことをしてしまうと。
この国の文芸評論家・批評家、特に若い世代の何割が『失楽園』読んでるか、心許ない。な。
『失楽園』読んでるような連中は、『ガンダム』をちゃんと観るということをしていないだろうし。
やれやれ。

深作欣二監督の『バトル・ロワイアル』は、作り手の生きている間に論を書くことが間に合わなかった。
富野さんの生きているうちに、やれるかな。
伝えたい。
MJみたいに、(吉田豪氏のパクリだけど)"This is it" みたいな人が死んでからじゃ遅いんですよ。

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