2010年12月27日月曜日

貧しい思想──大谷能生氏に捧ぐ

内田樹は関係ない

蓮實重彦もたいがい厭なやつだが、今の内田に比べれば全然ましだな。
まだ矢面に立ってる「印象」を受ける。
殆どまともに蓮實氏の書籍を読んだことがないが、根は善人っぽいよ。なんとなく。

──内田は、遅かれ早かれ、自分には嘘をつけなくなって、自壊するな。外から見ればとっくに壊れてたけど。

「choito Memorandum」
世にもはしたない話2
http://choitomemorandum-karadajoubu.blogspot.com/2010/12/blog-post_26.html

※追記 2010.12.27 20:30過ぎ 
蓮實重彦は新華族? に出自を持つことを理由に、樋口一葉の「十三夜」──読んだことねーけど、下層階級について書かれたものらしい──について語る資格がないと考えていたらしい。
変な事もたまに言うけど、この件に関してはすごくまともじゃないか。パブリック・イメージだけで蓮實をネガティヴに捉えていた自分、気をつけねば。こんなにそそっかしくて軽薄だと、いずれ致命傷になりかねない。

世にもはしたない話1「choito Memorandum」
http://choitomemorandum-karadajoubu.blogspot.com/2010/12/blog-post_25.html 

以下、上記ブログより引用。

この『随想』には自分の新華族の出自からして、下層階級について書かれた樋口一葉の「十三夜」を、優れた作品と思いながらも、語る資格がないのではないかと考えていた話(こう書くと馬鹿馬鹿しく思うかも知れませんが、実際には、祖母のエピソードと「十三夜」の記述との連関について具体的な理由が書かれています)も出てきます。 

※更に追記 2010.12.27 23.10頃
ただ蓮實重彦の『イングロリアス・バスターズ』評はやはりヘタレの書いた文章だし、そもそも『スプリング・フィーバー』について、公に(つまりネット等で)反応を示していない(多分観てないんだろう)時点で、映画評論家(?)としてはしょっぱい。
さっきニコ生で聞いたばかりの受け売りだが、東浩紀の『マトリックス』評のほうが、余程信頼できる。ひとことで言えば、大スクリーンで観るとぜんぜん違う、と。この明快さが蓮實にはない。はじめて宇野さんみたけど、情報の集約性がすごかったなあ。

1 件のコメント:

坪井野球 さんのコメント...

このエントリは今見るといろいろ迂闊な気もするけど、そのままで。
初見で宇野さんをここまで評価したのはなんというか鼻息が荒くて威張っているとは思うけど、じゃあそれが見る目ないかというと、後知恵だろうし。
批評家、評論家としてはだいぶ株をさげたけど、やっぱりあのパロディ小説はわけのわからない熱量とあたらしさがあったと思う。し、今でもワンチャン色々のトラブルを──宇野さん自身もパロディの対象として──小説にすればいいのにとは思う。