2010年9月23日木曜日

ハンス・ランダについての覚書(『イングロリアス・バスターズ』byタランティーノ)

ハンス・ランダが「取引」のあと、ピストル自殺をしていたら、観客を、より動かしたかもしれない。
しかし、それではキルケゴール言うところの「ギリシャ悲劇の英雄」である。
そこから、『大菩薩峠』の机龍之介よろしく、「私利私欲」をむき出しにするのがいい。
そしてタランティーノは更にその先へ行く。
ランダ大佐は、額にカギ「十字」を刻印されるのだ。
「こいつは俺の最高傑作だ」とは、深い問いである。

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