六七一
晴れ。不安もあったが、割かしよい一日になったかもしれない(当者比)。
朝、サッと食えるものを用意しておかないとだるい。が、このままの流れだと明朝、クックドゥを開封する姿がみえる。
温読書歴068: ドストエフスキー『賭博者』 原卓也訳 新潮文庫、1979
……「カラ兄」(と呼ぶのか)みたいな壮大さはない。博打で身を滅ぼしたり、熱狂するよ、という話。人生訓は添え物的な物語。(とくに初期の)ドスト氏には、『哭きの竜』の能條純一のような、よく判らないけど熱狂してしまう気配がぷんぷんしている。落ち着いて溜めを作ったり、さりげない布石を打つのが苦手なタイプの競…作家である。
別の小説になるが、『悪霊』の延々と続くステパンの昔話なんて、かかりっ放しで口を割る読者も量産されるであろうからして。またあした。ラスコーリニコフにはスヴィドリガイロフ、ムイシュキンにはロゴージン(ラゴージン)が対応し、『罪と罰』には『賭博者』がセットになる感じか。
番外地Aメモ:いずれ腰を据えて四大長篇のどれか、やりたい。逆算してそれなりの武器やら垣やら必要であるからして。
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