ワシントン大学のヘンリー・ロディガーとジェフリー・カーピックは、学生に二五〇~三〇〇語の文を読むように指示し、さらに七分間読み返すように指示した場合(再読群)、あるいは覚えている限りの文を書き出すように指示した場合(試験群)で比較した。結果は、歴然だった。つまり、繰り返し読む再読群よりも、文章を書き出させた試験群の方が、長期記憶の保持が強化されたのだ。この結果は、再読する方が書き出す(試験群)よりも記憶する成績が良くなると確信している学生の場合にも成立した。
(ラリー・R・スクワイア、エリック・R・カンデル『記憶のしくみ 上』「第4章 陳述記憶」「陳述記憶の符号化は努力によっても強化される」 講談社ブルーバックス、監修 小西史朗/桐野豊、2013年)
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