2016年12月29日木曜日

鍵盤一打H281228水:

七五八

 なぜか明日のことがわかる。オブラートにくるむが、受け持ちの場所で堂々たる振る舞いをしている男(年下)をみて、清涼感を得る。だからして、上がヤワだと猶更せつない。(「ポストの中の明日」の主人公や、『アカルイミライ』のユージとは違い、こちらの予知はインチキである。)

 水曜日。疲れが出たのか、昼はよく眠った。

・寝具もそうだし、色々生活その他の改善ポイントがある。
・気は急く。この日は前進がないでもなかった。
・みな、ざっくり両断したい欲との闘いもあるか。ゴルギアスの結び目じゃないが。

 何を食べたか、そのほか、思い出したら足すかもしれない。

温読書歴149: 黒沢清『アカルイミライ』 2003
……現行スタイルでの温読書もあと2回。そう決めてありますから(『大いなる幻影』風)。灰色のゲバラについて。作者を仮構するに「俺にはお前らが理解不能だが、肯定する。行け」というふうな、マモル親子的なメッセージと受け取った。(首猛夫やジオング・ヘッドの系譜とみれば、旧弊な右左の盤面からは剥離している筈。)
 なお、当時若かった後輩は、同じシーンにかなりの拒絶反応を示していた。そう一筋縄ではいかない。
 藤竜也がどこかずれて滑稽にみえるのも、ラスト、巨人の星(未通読)の主人公のようにどこかぽっかり穴が空くのも、独特な感じを残す。
151からは、断片の羅列スタイルは禁じ手になるだろう。(たとえば加藤一二三が二歩をする光景を生中継で見てみたい。)この手の逸脱もなくなるか、形を変えてゆく。
 次回、ある種の供養も兼ねて区切りの回とします。

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