一九五
逃げ回っていたんだが、必要な話をしてどっぷり疲れる。反省したらキリがないが、破滅的な結果を回避でき、もしかしたらそれ以上の芽を次回以降に残せただろうということで、短気を起こさずによかった。『ゲド戦記』(小説)は不朽の名作。
ここ数日元気がないのは、横浜ベイスターズ十連敗が堪えていたのかな、と思う。
ブログも含め、技術や手間のハードルが低いことに慣れて、なんとなくで続けるのは、よくない。少なくとも自分のばあい。
息の長い文章を駆逐していく風潮と、すぐに見返りを求める短期スパンな精神は、はっきり言って嫌いだ。突き詰めれば主張する意味内容よりも、発言の動機であろう「(どうせ)葡萄はすっぱい」という心根がだるい。これが第一。党派性や徒党を組むことは不可避なんだろうが、活字やフォントの世界でまでそんな調子では、劣化現実と呼ばれても仕方ないよ。未踏の領域は全然ある筈なのに、というよりこれから未曾有の未体験ゾーンにぼくら入っていく訳なんですが。「あれはおサルさんだ」と指差す子供に「いや、チンパンジーだから」という意地悪さだけ残るなら(俊輔)、経験も熟練もクソと化してしまうかもしれない。実年齢と無関係に老いたり、瑞々しくなっていくことが一般通念として権勢を増してゆくとみてますが果たしてどうか。
もう頭が働かなくなってきたので、近々消化予定の本、映画を備忘録と戒め兼ねて書き殴って、今夜はおしまい。
本:
北方謙三『三国志 1の巻 天狼の星』、『戦う女たち 日本映画の女性アクション』、ファスビンダー『ゴミ、都市、そして死』、プラトン『ゴルギアス』『テアイテトス』、張本勲『不屈の闘魂』、糸井重里・橋本治『悔いあらためて』、ツヴァイク『マリー・アントワネット』(上)、ドン・キホーテ関連書籍、『ホワイト・ジャズ』など
映画(DVD):
『風立ちぬ』『大都会 PART2』『次郎長三国志』『マッドマックス』シリーズ
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