柴田 よくわかりませんが、十万単位ということはないと思います。最初の何冊かは二千部三千部で、『リブラ 時の秤』あたりから増えましたけど、それでも何万まではいってないんじゃないかなあ。
高橋 そんなに少ない?
柴田 一応、純文学という枠の中で十万単位いくのって、アーヴィングとオースターぐらいじゃないですかね。とにかく想像するよりはずっと少ないですね。
(「高橋さんと柴田さんが選んだ60冊で考える「小説の読み方」海外文学篇」『文學界』二〇〇二年一二月の対談から 『柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方』収録)
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