2011年3月18日金曜日

2010漫画ベスト10(私家版)

今更ながら、やります。
昨年、漫画は、数を余り読んでいませんでした。
お金がかかるんだよなあ。TSUTAYAレンタル利用するかなあ。

一番大きかったのは、荒木飛呂彦の(再)発見。
そして真鍋昌平の発見。
では、さっそく。


1位 荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』(第一部~第四部、第六部)
モノが違いますね(@達川光男)。特に第一部、第二部が名作なのを再確認。第二部は超傑作。


2位 真鍋昌平『闇金ウシジマくん』
1巻:
度肝を抜かれた。全日本人必読。2010.12.6加筆→42ちょっとテメェの手を汚すくれーでオロオロすンじゃねェ!! 47-48俺は奪る方を選ぶ! 67女占い師
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8611194
2巻:
ただただ凄い。そして現代の日本をジャストミートしている。2010.12.6加筆→82 120円はコーヒー代 170ナニ泣いちゃってンの? ナニ笑ってンの? 208 夜と昼の顔。27愛沢おなかブヨブヨで助かったわ。120滑川秀信(幹部候補生) 161滑川の汚い食い方 ガキの頃からのクセ愛沢「俺から族を取ったら――何もない。」 そろそろ姓を変えなきゃならねェ。 「墓場だ。」 「俺の絶望を分けてやる!!」
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8611213
3巻:
ヤンキーくん編、完結。凄い。ゲイくん編スタート。2010.12.6加筆→8天気イイっスね。 メチャメチャ曇ってるよ。とりあえずでしゃべンなよ。 愛沢 自分の範囲だけでコトがすむ時代は終わった…愛沢 もしも俺にサイヤ人並みの力があったら、世界中の苦悩を集めて、奴らに元気玉ブチ込んでやる!!!下がるな! お前には、前に進む道しかねェ! 高田「なんであんたは…マサルのコトをもっと思ってやらねーの?」 197カイジhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/8611242

3位 諫山創 『進撃の巨人』1~3巻
1巻:
第弐齋藤が「今年のベスト」と言っていたので読んだ。惹かれる。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5492671
1巻:
2巻のためにおさらい。超スピードで読んだが、傑作の気配。寄生獣、ナウシカあとは無知でわからないがいろんな要素が、今の日本で生きることのリアリティに貢献している感じ。もしかすると、山田正紀の『神狩り』の系譜であるかもだな。”敗北主義”とか出てくるし。
読了日:10月08日 著者:諫山 創
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7939181
3巻:ひたすら凄い。『闇金ウシジマくん』とこれの現代性は、もうね。普遍性でも岩明均『ヒストリエ』に接近しつつある。『寄生獣』、『ナウシカ』、『デビルマン』クラス。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9038687

4位 岩明均 『ヒストリエ』6巻
 アレクサンドロスがこの巻の主人公。母の影。内に住む者。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6175173

5位 福本伸行『最強伝説黒沢』 1巻
泣きながら読んだ。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7032837

6位 井上雄彦『SLAM DUNK』25-31巻
31巻:
19-21頁は、伝説。「左手はそえるだけ」。傑作。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8084688
30巻:
「救世主」の章。「おまえと/バスケやるの/息苦しいよ」(赤木が言われた部活の仲間に言葉)
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8084639
29巻:
退屈なんだよ/てめーらなんか……(沢北栄治)
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8084611
28巻:
もうオレには リングしか見えねえ──(三井寿)
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8084570
27巻:
……負けるのか?…… 脳裏を かすめる この言葉を 受け入れまいと必死だった
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8084542
26巻:
賦活も河田も野辺も沢北もかつて合宿所から逃げたことがある。キツい練習に耐えかねて。──が オレはない。
 我慢の男 一之倉聡!! けっこうすぐ投げ出したがる 三井寿!!
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8084503
25巻:
山王戦開始。「天才」。「のびかけの坊主」。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8084467

7位 久保ミツロウ『モテキ』
1巻:
リンダリンダのくだりが印象に残る。土田正紀『編集王』における屈指の名編「明治篇」を思い出した。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8095360
1巻:
再読。最後に収録されている「リンダリンダ」、超傑作。これだけ読みきりで、2003年に書かれているのだな。あるいはよしもとよしともを超えているかもしれない。瞬間最大風速では、『1Q84』に勝るかも。むろんこっぱずかしい部分もあるが、それは作り手がいちばんよく知っているだろう。人の青さを嗤って満足感を得るようなヘタレ、もやしっ子、文学青年もどきにだけは死んでもなりたくない。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8135051

8位 山本直樹『フラグメンツ』1~3巻
1巻
傑作。近いうちに何度か読み返すので、感想はそのときに。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8579216
2巻:

細部は忘れたが、やはりすごい。また読む。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8611163
3巻:
変奏されているが、テーマはある中心点を旋回している。また読む。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8611179
1巻:
超スピードで読み返す。あらすじも超スピードで書く。感想、ペンディング。2巻:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8629438
超スピードで読み返し、超スピードであらすじ作成(別章除く)。感想はペンディング。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8629446
3巻:

超スピード再読、あらすじ作成(別章除く)。最後の章「ぽつん」、いい。ほかの感想はペンディング。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8629460

9位 どこへ行っても三歩で忘れる鳥頭紀行―くりくり編
なんべんも読み返しているけれど、三者三様にいいなあ。これは持っときたいけど、金がないなあ(笑) やはりゲッツ氏は好き。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8677001

10位 ゴージャス★アイリン (愛蔵版コミックス)
名篇、あるいはそれ以上のものと、傑作2、3篇。アイリンとマイケルの話が愛おしい。荒木は今の評価でも、十分過小評価だな。追いかけよう。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8872687

ほか
死刑執行中 脱獄進行中 (SCオールマン愛蔵版)
やっぱ奇才っつーか才能溢れまくってるよなあ。Qが主人公の、カテゴリAに属する短篇が印象に残る。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8832076

よしもとよしとも「4分33秒」『Comic cue (Vol.9(2000~the 2nd half))』
よしもとよしともの「4分33秒」のために購入。読んだ。これはすごい。書かれたのは2000年辺りか。2010年12月の今、読んでちょうどよい感じ。『闇金ウシジマくん』に全然負けてない。両者の世界観が近いことは、何を意味するのだろうか。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8913777

魔少年ビーティー (集英社文庫―コミック版)
凄く面白い。荒木飛呂彦、初の連載もの。前の方のコメントどおり、頭脳戦。次の『バオー』はこれから読むけれど、肉体へとモチーフが変わるらしい(作者あとがきより)。この作品のプロトタイプの短篇、『ゴージャス★アイリン』で読める。こちらもお勧め。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8924999

バオー 来訪者 (集英社文庫―コミック版)
初連載『魔少年ビーティー』(知性、頭)から『バオー来訪者』の(身体、肉体)へ。『魔少年』(文庫)の作者あとがきに書いてあるよ。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8981388

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