2010年12月27日月曜日

引用ノック0075:花の入れ墨:ロウ・イエの発言01

―睡蓮の花

映画の最後、ジャンが胸に大きな花のタトゥーを入れます。肉体に描かれた花のシンボルは重要な意味をなしています。なぜなら、この映画はもうひとつの別の花、水槽に浮かぶ睡蓮で始まるのですから。私たちは映画の重要な瞬間にふたたび立ち返ることになります。彫られた花は登場人物の通る道の一部で、おそらくは作者や監督のものでもあり、あなた自身のものでもあるのだと思います。肌に彫られた花は忘れ去られることがない。中国語ではこう言います。――"世界はひとつの花である“と。


(スプリング・フィーバー公式サイト ロウ・イエインタビューより)
http://www.uplink.co.jp/springfever/director.php

0 件のコメント: