名盤『盗んだバイクで天城越え』に収録されている「一杯のかけそば」がすごい。
一杯のかけそばを100人の大家族が食べて、そば屋の親爺も困惑、鼻血を垂らすという内容なのだが。
この楽曲にどれだけのことが賭けてられているかについては、掟ポルシェの、その叙情溢れる声(このアルバムでの掟はほとんど神がかっている)が物語っている。
以下、アルバムレビュー。というか覚書。
ロマンポルシェ。『盗んだバイクで天城越え』
01.ハイスクールララバイfeat.バニラビーンズ Track by NEWDEAL
バニラビーンズって何者だろう? あとで検索しよ。
02.THE PARK Track by NARASAKI (from coaltar of the deepers)
この曲の叙情性。何も言うまい。
03.珍・ポタージュ Track by 掟ポルシェ
最初は「なんだこりゃ」と思ったが、いまはロマンポルシェ。の二人にかなりの信頼を置いているので、何か意図があるのだろう。
04.ハガキスターの悲劇 Track by 掟ポルシェ
これも寓意に満ちているよな。思えば「首なしライダー」の時点で、既にその歌詞の多義性は発揮されているのだった。
05.盗んだバイクで天城越え Track by サワサキヨシヒロ
これ、精確には「盗まれたバイクが天城越え」ですな。これ、名曲。ほんとに。
06.尿素配合 Track by Takuma Omori
これは、まだわからない(笑)
07.ワルのテーマ Track by Tatsuya Oe
シンプル。かっこいい。「覚醒」を感じる。
08.一杯のかけそば Track by Takuma Omori
大袈裟に言えば、2010年の日本でこの曲が作られたということは、歴史に残ると思う。
敗戦直後の、三好達治による、天皇への諫言を思い出す。
09.愛の面白半分実験料理 Track by ロマン優光
この辺の流れはもう完全に神がかっている。涙なしには聴けない。
10.100%他力本願宣言 Trac k by risu
これも諦念(だけではないが)に満ちていて、好き。
11.24時間プロレスショップ Trac k by risu
歌詞はちゃんと聴けていないが、音がとにかくいいよなあ。ほんと、掟はどうしちゃったんだろ? ってくらいロマンティックな、しかし説得力を持つ歌い方になったような気がする。
12.男は薄着 Track by ロマン優光
パンク。暖かい。
ロマン氏の楽曲はとても、とても好き。
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