2010年10月10日日曜日

引用ノック0007:小林秀雄「断想」

 感心することを怠りなく学ぶ事。感心するにも大変複雑な才能を要する。感心する事を知らない批評家は、しよつ中無けなしの財布をはたいてゐる様なものだ。


(小林秀雄「断想」『小林秀雄全集3 私小説論』所収、「文藝春秋」昭和九年八月))

0 件のコメント: