バートンの『メジナおよびメッカ巡礼記』には、
「メジナで至って困ったは、毎夜一度馬が放れ暴れたので、たとえば一老馬がひそかにその絆がれおる靶(はなかわ)を滑らし外し、カンガルーの様に跳んで、かねて私怨ある馬に尋ね到り、両馬しばらく頭を相触れ、鼻息荒く咆噑(ほえまわ)り蹴り合う。その時、第三の馬また抜け出て首尾を揚げ衝き当たり廻る。それから衆馬狂奔して踢(け)り合い𪘂(か)み合い打ちつ叫びつ大乱戦となった」(南方熊楠訳)
といった鮮烈なイメージもある。
(寺山修司「馬のフォークロア」『さらば、競馬よ』新書館、1990年 )
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