2015年12月22日火曜日

引用ノック0804:一番鶏

あくる朝、おれは、一番鶏と一緒に目をさました。まだ外は薄暗かった。(中略)
 おれはいくらか明るくなった表へ出た。もう五月の終わりなんだが、飛騨の朝の空気はするどく新鮮で、寒い。躯の中が、ぴーンとはってきたぜ。

(藤原審爾『天才投手 下巻』「おめでた」 徳間文庫)
(躯、原文では身區)

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