三四五
アメリコ・カストロというブラジル人が著した『セルバンテスとスペイン生粋主義』を読んでいる。生粋主義と謳っているが、むしろ雑多な雑種強勢的なイメージをスペイン史と『ドン・キホーテ』に投影している模様だ(今の所)。オルテガとヨーロッパへの態度の違いで袂を分かったらしい。評者老成のせいか、主著より筆は安定していて読みやすい印象がある。面白い。
『ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師』はI.C.Eによる浩平論に寄せて読んだ。これ以前以降で作風変わるという宣言にも読める。群像劇にみえて一人の成長譚。(あしたの話になるが、なんでこんなの読もうとしたんだろう、と首をひねりながら頁をめくった田村秀男『人民元の正体』がどうも面白そうだ。)
気候の変化についていけてない。体調崩し気味。
早朝にフランス、パリで大きなテロがあった。経緯と見通しを知ることが必要なんだろうけど、じゃあどこまでどこから語るんだという話が浮上してくる。(わからなさにも程度がある。暗中模索の中で世間社会一般の価値観から余り逸脱せず、かといって『象印クイズ ヒントでピント』の浅井慎平みたく当たり障りのないことで煙に巻くのでもないような、そういう話し手による言葉・論説が広く人口に膾炙したら、というささやかな願いみたいなものはある。)
最近からだが硬くなっているので、ストレッチ等々再開しないと。運動嫌いだが、特に我慢強くもない。と思うがまあ自画像なので、蓋を開けてみないとわからないとこはあるね。
今日のプレイバック(馬):
シャムVSセクレタリアト(ベルモントS)
今日のキャラクター(漫画):
鎌板地迅
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