2014年5月30日金曜日

お婆さんと一人の女

 所用の途中にふらりと閉店間近の食器屋に寄って、茶碗をふたつ買う。
 帰りにお金をおろしてからもう一度寄ったところ、お店のおばあさんが
「忘れ物?」
と聞いてきた。
 さっき気になっていた茶碗を買いに来たのだ、といって会計を済ますと、じつにチャーミングな笑みを見せた。
 その余韻覚めやらぬ数分後、割かし奇妙なテンションの女が往来でスーパーの場所を尋ねてきた。方角よくわからんけどこの辺だと思いますよ、と応えると「ああ、判らないんだ!」みてーなことを抜かしてきて劇的にむかついたので、聞こえるように悪態をついてやった。
 知るかよクソが。

追記(20:00)
 うん、心に余裕がないな笑 余裕のあるときなら「そうそう、判らなくて適当に教えてるんですよ!w」くらいの言葉がパッとでてきていたはずで。
 それはそれとして、見ず知らずのひとに頼みごとしておいてその態度はなんなんだよ的な憤慨は当然。もって他山の石とするしか。
 そこまで他人の事情を斟酌する必要もないけど、この女性も女性で冷たくあしらわれたり無視されたりで、一時的に心のバランスが崩れていたんだろう。

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