2013年10月20日日曜日

浦島太郎雑感メモ

昨日ネットの配信見てたら浦島太郎について語っていた。
亀が未来の自分の罪を先取りしたループものだ、という説が面白かった。
また、この浦島太郎という物語をハッピーエンドとして受け取りたい、という問題を設定した人がいて、これは優れていると思ったな。
総じて「ゲーム的リアリズム」周辺の表現にあまり触れていないので、不得手な領域と自認しておこう。

以下、自分の意見。
•まず、大枠として浦島太郎は「弱者救済とはどういうことか」「それがどんな場所へ終着するか」という物語として解釈する余地がある。
•ループものという説に沿うなら、最後に玉手箱を開けて老人になる展開を、次のように受け取ることは可能と思う。
主観的に(自画像が)老人であることが、別の位相(環境、世界)からは亀に見える(→そして冒頭へ回帰)。
•上記の考えを敷衍すると、姥捨山の変種というか、老人問題や親殺し、マイノリティ排除の物語とも考えられるがここまで来ると妄想に近いか。
•故郷に戻ったら廃墟化していた、誰もいなかったというパターンには原型的な要素が強く、少なくとも個人的には喚起される感情があった。

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