[ゼーリョの]サポーターにとってレアルとの決勝は、最高の報酬になるはずだった。彼らはすべてを犠牲にして、チームを応援していた。チームの行くところには、どこでもついてきた。たとえ日々の食事に困っても、チケット代だけは何とか捻出して応援を欠かさなかった。
試合の後、誰もが涙を流した。2万人の涙で、スタジアムが一杯になった。街も同じだ。サポーターが集まる酒場だけではない。サラエボの街のすべてが悲嘆にくれたんだ。わかるか?
トータルフットボール
ボールは常に転がり続ける。それが第一義的な問題だ。(……)
(田村修一『オシム 勝つ日本』「第3章 オシムの仕事」)
0 件のコメント:
コメントを投稿