2012年1月9日月曜日

引用ノック0353:かつてゲエテは(携帯)

かつてゲエテは『ウィルヘルム・マイスター』について、つぎのように言っている。「多くの人々は一つの中心点を求める。これは困難でもあるし、正しいことですらない。わたしは、われわれの間近かにおかれた豊穣な複雑な一つの人生は、それだけで格別はっきりした傾向がなくても十分だと考えたい。このような人生は、結局、知者にのみもたらされるのだ」
(ヘンリー・ミラー『北回帰線』アナイス・ニン「序」大久保康雄訳)

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