2011年7月14日木曜日

100本ノックシリーズ再放送10

35本目
この現在の混迷の中で、我々は、一見突飛にしか見えないものを、「それも要素である」と拾い上げをするべきなのだ。それをしなかったから現在の混迷があるという、その悲劇の正体に、我々はさっさと気づくべきなのだ。「断絶とは、そのようにある。最大の断絶とは、関係を欠いていることに気づかないでいることなのだ」と。
(橋本治『浮上せよと活字は言う 増補』平凡社、2002年)


 36本目
  だがほんとは、流される速度よりももっと速い速度を意識的に作り上げて、壊すというのが、いちばん持続のきく優れた方法だと思われてならない(中略)。
  最表層の文化現象の速度よりも速い速度を、意識的に作り出して、壊す表現を試みることのほかに、もうひとつだけ「現在」にほんとに対応する方法があるそれは最低層の文化現象のクラック(裂け目)に身を寄せ、そこに根拠をおいて表現を試みることだ。
(吉本隆明『読書の方法 なにを、どう読むか』光文社、2001年)

37本目
今、自分の中でブームなのが、タイムスリップしてきた室町時代の忍者。
こいつは熱狂的な武田信玄のファンで、ことあるごとに信玄を例えにあげて話をしたがる。
オレそんなに武田信玄に詳しくないから、ほとんどオレの勝手な妄想で信玄の趣味とかを
さも本当のことのように話す。なかなか面白いぜ。でも誰にも見られたくない。
(コピペ)

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