六五四
天気崩れる。
温読書歴051: ゴンチャロフ『オブローモフ』上中下 米川正夫訳 岩波文庫、1976
……ロシア余計者の系譜、と解説にある。プーシキン『オネーギン』、レールモントフ『現代の英雄』、ツルゲーネフ『ルーヂン』、ラインナップにはなかったがドストの『悪霊』もそうだろう。
一巻の読みどころは、ほぼベッドから動かないぐうたらな主人公(と従者)。ここが難所で切り抜ければ、と助言されていたが、読み終えてみるといちばん面白かったような気も。『大菩薩峠』の難所と名高い白骨温泉あたりも、存外おもしろいのかもしれない。あるいは某ホビット庄の特産品のくだりも。それはないか。
先取りされた涙、みたいなモチーフあり。先の『ルーヂン』、我らが群馬の雄あだち充の『タッチ』など。
>ユーモアの感覚が素晴らしい。ところどころ噴出した。いままで読んだなかでもっともくだらない小説かも、と思ったが故郷の描写で考えを改めた。とにかく読んでいて面白い。
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