2016年9月11日日曜日

鍵盤一打H280910土:

六四四

 広島東洋カープ優勝。黒田と新井の抱擁に物語を感じた。線で見ていくと違う風景もあるんだろう。いずれにせよ、ずっと追いかけてきた人々にしかわからない境地があるだろう。又、黒田だって同じ人間なのだから、どう構えるかは措いても、何かを志してプレイヤーにならないとウォッチャーだけでは人生つまらない、と思った。

 学生時、野球部の奴らとたまたま席が近く、よくくだらないことを喋っていたのを思い出す。

 今日は歯医者。それ以外はほぼ休養。マルサス『人口論』の光文社訳を借りて読み始める。世界の名著版ではもっと長く感じたが、抄訳かな。後で見比べてみよう。
 アメリカ人著者の中国関連本を読みさしで飽きて、同じ中国だということで三国志正史に走る。正史の両論併記はアポロドーロスの『ギリシア神話』に似ている。前者はもう新聞の延長だと思って読むほか。実利もある。

 休養基調。だいたいにおいて、生活的駄日であった。またあす。

温読書歴041: D.H.ロレンス『現代人は愛しうるか──黙示録論』 福田恆存訳 中公文庫
…… >訳者である福田の解題(解説)が冒頭に置かれているのが、非常に役立った。 これにより論考の梗概を知っていたので、中盤から『白鯨』的迂遠(a.k.a.薀蓄披露)を凌ぐことができた。とはいえ、数字や色についての考察はきわめて興味深かったけれど。自分の教養ではしょうじき黙示録についての詳細な分析は難解だった。それでも冒頭と結びのメッセージは丁寧に読めば割とわかるようになっている。筈。半分もわかったかどうかだけど、わりかしよい読書だった。要再読。

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