五九四
無双。味わってみたいが、人中にいても寂寥を感ずるようになるのかね。
麻雀などしていて、自分がブッチギリの強運ならばなあ、と思った記憶がある。し、(あなたも似た事に於いて)あるでしょう。実ったらそりゃーまーツマらなくなるでしょうゲームも人生も。
いずれにせよ言いたいのは、学生時代の夢が「九連宝燈をあがること」だったという事実であります、宗匠。
どうも疲れて、というよりほかの懸念事が多く、映画も本も触手のびない。
日付からみて明日、27時間テレビをやるようだ。映像の世紀の下級兵士ではないが、月やSFの世界に感じるような所もある。
七八割、あるいは武安国の武力くらいまでハードルを下げて順次連絡事務着手してゆく。並行して、土台を固める時期でもある。どんなに堅固にみえても、揺らぐみたいなのでね。サンキュー先人、というほど余裕もないが出鱈目にも洗練があるし、あるだろう。
本:
伊藤和夫の『英文解釈教室』、むりくり終わらせる。合わなかった。受験英語だものね。
セルバンテス「アルジェの日々」をザッと捜すも、邦訳なしの模様。うーむ。
小声でいうが、『ドン・キホーテ』に関しては全然アカンよね。岩波文庫のも最初だけ注釈がんばっているが。正直、あまりよく読めている先人が(日本語をあやつる勢の中には)見当たらない、という感じがする。
いっぽうドストなんかは、是非はおいといて、熱量たっぷりの批評がごまんとある訳だし、フランス文学なんかもそうだろうから、偶然必然の理由により、注釈質量がまだらになっている感じかね。
にしても不親切だし存外うすいんだな、とがっかりする所はある。文庫っていっても、大抵のひとはそこどまりだからなあ。作者と手が合うのを割り引いても、江川卓ほかのドスト氏作品力訳と比べたら数枚以上落ちるよキホーテ界隈は。魏に降伏する直前の蜀で、しかしそこからはじめなくちゃならない(『ストーカー』原作)という感じか。
さいごに、全然関係ないが斑目氏のHPの漫画、読むとたぶん驚くよ。
漏れた感想:
人間嫌いの自分を疑わないままで、知識と教養を蓄えても、いずれ壁に突き当たる。
年経てからじぶんの知らない豊かな世界があるのを認めるのはつらいが、それをひとは成熟と呼ぶんちゃいますか。
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