以下、読んで心に残った箇所をメモ。
・人は将来に希望が見えなくなると、自分のことをちゃんと大事にしてあげることさえできなくなってしまう。やぶれかぶれで刹那的な楽しさを追い求めるうち、モラルをなくしてしてしまう。
・そのまま行ったら破滅するに決まっている道を、人は突き進んでしまうことがある。
・何かをやりはじめたとき、誰もが最初にぶち当たる壁は、自分の実力を知らなきゃいけないってことだと思う。
・一方に、お給料は結構もらえるんだけどでもそれはガマン料も入っている仕事がある。
そしてもう一方に、そんなにストレスはなさそうだけど、ただ食べていくため、生活費を稼ぎ出すための仕事がある。こっちは、まあ、お給料はそんなにはもらえない。
・だけど最後の最後で、鴨ちゃんは自分の病気に向き直ったんだと思う。
病院で、ひとりぼっちで、自分の心に開いていた深い暗い穴と闘った。
きっととてもこわかっただろう。うんと心細かっただろう。
・ときには、休んでもいい。
でも、自分から外に出て、手足を動かして、心で感じることだけは、諦めないで。
これが、わたしの、たったひとつの「説法」です。
(西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』)
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