(……)本当にすみません、と自分の身勝手さに後から申し訳なくなる。石田さんはそういうことに文句一つ言わず、私の八つ当たりにしょんぼりしてしまう優しい人なのです。(中略)
石田さんの出勤と一緒に家を出て、私も娘を保育ママへ送りに行く。送って行ったついでに、近くの７時から開いているスーパーを覗いてみる。すると、まだ荷物が届いたばかりのようで、珍しく納豆やヨーグルトを見つけ、それだけで日常が戻ったようで嬉しくなる。でも、地震前の日常には二度と戻れないのだろう。そんな気がして、寂しくもあり、でも新しく始まる何かに明るい光を感じたり。
（「働 けECD」2011/4/5
http://hatarakecd.exblog.jp/15767412/ ）
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