2011年2月19日土曜日

引用ノック0106:(若者たちの)怒り

 若いやつらはとにかく怒っているわけです。その怒りが妥当かどうかはともかく、とにかく怒っている。ところが、今回秋葉原関係で取材を受けて、彼らが怒っているという現実そのものが意外と知られていないことに、あらためて驚きました。(中略)老人が怒っている姿はマスコミで繰り返し流される。ところが、秋葉原事件が起きて2ちゃんねるでばっと共感のメッセージが出てくる。その光景はほとんど取り上げられない。そういう落差は存在します。

(「彼らは何に怒っているのか」;大塚英志+東浩紀『リアルのゆくえ』「終章 2008年──秋葉原事件のあとで」より 2008.7.1)

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