山口 あれはいい曲ですね。 ♪走り去るバスの煙~、何がいいかと言うと歴史が見えるんですよ。戦後の一九七五年までの歴史が。
山下 『SONGS』が出たときに、けっこうボロクソに書かれたわけ。歌がなきゃ最高だとか。まだ二二歳だったから、やっぱり傷ついてさ。僕らのマネージャーは皆、浅川マキのマネージャーで、ある日マキさんが彼に、「今どきバスなんて言葉使ってるのね、いいわね」と言ってくれたという話を聞いて、それで僕はものすごく救われたの。そういう意味では、僕は若いときに充分傷ついたから、今では外野のそういうゴタクには一切動じないし、逆に若い頃苦労して良かったなと思ってる。
(後略)
(山口隆『叱り叱られ』「ROUND1 山下達郎 心は売っても魂は売らない」)
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