三八〇
もう人外な打率になってきた。
この日はコーカサスの虜をみた。プーシキン原作と思っていたが、トルストイの小説だという説もあるらしい。調べればサッとわかるのだろうが、クイズ研究会じゃないので、内実その他もセットで知るのでなければ、別にいい。該当作品未読で、ひどい時には映画も未見でそんな知識持っていて、仕事ならもちろん必要だけど。そうじゃない局面では謎は謎のままでもいい。
そもそもトルストイの奴は舞台が未来なわけなく、映画は20世紀終盤の物語なのでよくて翻案だろう。し、プーシキンのも同じモチーフかわからない。ファウストは伝説があってゲーテのはじめ幾つものバリエーションがあるらしいけど、そういう説話的なものなのか。ひとだがホメロスもひとりの人間どころか、実在もあやしいらしい。異説無双、いや無数。イリアスもオデュッセイアも(聖書も)その辺クラスの古典になると、油絵みたくあとから塗りたくってるし作者の問題は、たしかホメロス問題とかいって面倒くさいらしい。
この日は朝にも映画2〜3本見てて、それで体調翌日崩したという。これは誰(いつの自分のどこの部分)が誰(いつの自分のどこの部分)に向けて発している言葉なのか。ホメロス問題というほど大層な代物の訳がないからこれをテンゴロウ問題と名付けたい。欲求即成立。そんな世界に嫌気がさしたあいつはスペード以外のエースで、女王も他のマークがわからんよ。まとまるはずもない。とまれ、コーカサスの虜の小説二篇は気になるが、食欲と胃袋の頑丈さを検討しないと。しよう。
こちらからは以上です。
(あとで削る)
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