何にせよ、反復構造そのものが非常に僕の身体的なリズムに合っているのはたしかですね。僕はプリンスが好きじゃないですか(笑)。プリンスっていうのはファンク・ミュージシャンでもあるわけですよね。ファンクっていう音楽の構造が単純な反復でできているわけで、反復の持続感に聴き手はハマっていくわけですね。『シンセミア』も同様の構造で展開していくような作品にしたいと考えたんですよ。(…)ああいう反復の持続感と、次第に構成要素が増えていって盛り上がって最後にドカーンとなって終わるっていうような、そういう小説にしたかったんです。
0 件のコメント:
コメントを投稿