2012年3月23日金曜日

引用ノック0386:speaking and writing

スタヴローギンはものを書くことが出来なくなったのだ! 彼が自身の批判的な考察を表現するとき、誰かを論難するとき、或いは、誰かとの意見の一致を表明するとき……彼は、或いは鋭く、或いは強烈に、或いは適切に、話すことが出来る。しかし、彼は、いまや、書くことが出来ない!

(ウオルィンスキイ「偉大なる憤怒の書」埴谷雄高訳 『ドストエフスキイ』所収)

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